私を呼んだ。
「松井くん!!!!」
「‥‥あ、伊藤さんどうしたの?」
「昨日お姉ちゃんに会わなかった!?」
「‥‥いや‥‥、凛子さん何かあったの?」
「‥‥帰ってこないの‥‥昨日の夜から、携帯もでないし‥‥」
「‥‥え、」
「‥‥ちょ、松井くんどこいくの‥‥!」
「‥‥お腹痛いから早退する!!!!」
「‥‥えー‥‥。」
‥‥凛子さんは大人だから‥‥迷子とかはないだろうけど‥‥
他の男と‥‥とかないかな‥‥
「翼!」
「‥‥咲姫か‥‥」
「どこいくの?次の授業もう始まるでしょ?」
「‥‥お腹痛いから早退する」
「嘘でしょ、全然そーみえないけど、」
「‥‥凛子さんが昨日の夜から帰ってないみたいなんだ。」
「‥‥え‥‥うそ‥‥」
「‥‥咲姫、なんか知ってんのか?」
「え、し、知らないわよ‥‥。でも大人なんだからそれくらいで‥‥」
「‥‥嫌なんだよ‥‥。他の男とかといたらどーすんだよ!」
「‥‥子どもみたい」
「と、とにかく俺行くから。」
「なんで行くのよ!!」
「‥‥え?」
「‥‥なんで、なんであの人のとこばっかいくのよ!!!!私の方が‥‥私の方がずっと一緒にいるじゃない!!!!」
「‥‥咲姫?」
「私に1番近い男の子は翼だと思ってた‥‥翼に1番近い女の子も私だと思ってた‥‥
私が翼に1番近い女の子だと思ってたのに‥‥!!!!」