夢見のさだめ
◆Ⅰ夢 きっかけは突然に
私たちは通常6歳の年から学校へ通う決まりになっている。


6歳を1年生とし、15歳の9年生で義務教育は終了となる。


義務教育となっているけど、裕福な家庭の子供は学校には通わず、家庭教師をつけて家で勉強をする子もいる。


16歳の年から10年生となり、16歳からの3年間は進学するも就職するも自由に選べる。


家庭の事情によるが、就職するもまだ学生を続けるも半々と言ったところだ。


私は学生をする方の半分に入った。


勉強が好きとかではなくて、恵まれている事に、私の家はそれなりに裕福だから学生の道を選んだ。


両親もその道に進むことを望んでいた。


10年生になってひと月ほどが過ぎた。


学校に来た時の朝の習慣は昔から変わらず続けている。


お花の水やり。


私はこの時間と場所が大好きだ。





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