夢見のさだめ
放課後花壇に水やりに行くと、何やらが茂みががさごそと動いていた。
ネコか何かがいるのかと思いきや、ランスロット王子だった。
何やってんの?
「……どうしたの?」
「っ!? エ、エヴァ!?」
思いのほか驚かせてしまったらしく、ランスロット王子は慌てふためいた。
その様子が可愛くてつい笑ってしまった。
それに会えると思っていなかったから、会えて凄く嬉しい。
「あはは、葉っぱついてるよ」
「え!? あ、ありがとう」
頭についた葉っぱを取ってあげると、ランスロット王子は照れ笑いを浮かべた。
最近は女の子たちから、爽やかでかっこよくなったと評判のランスロット王子だけど、やっぱり私の中のランスロット王子は放っておけなくて、どこか危なっかしくて目が離せない人。
誤魔化しのない表情と声、それから態度……素直なランスロット王子はそのままで、なんだか安心してしまった。
ネコか何かがいるのかと思いきや、ランスロット王子だった。
何やってんの?
「……どうしたの?」
「っ!? エ、エヴァ!?」
思いのほか驚かせてしまったらしく、ランスロット王子は慌てふためいた。
その様子が可愛くてつい笑ってしまった。
それに会えると思っていなかったから、会えて凄く嬉しい。
「あはは、葉っぱついてるよ」
「え!? あ、ありがとう」
頭についた葉っぱを取ってあげると、ランスロット王子は照れ笑いを浮かべた。
最近は女の子たちから、爽やかでかっこよくなったと評判のランスロット王子だけど、やっぱり私の中のランスロット王子は放っておけなくて、どこか危なっかしくて目が離せない人。
誤魔化しのない表情と声、それから態度……素直なランスロット王子はそのままで、なんだか安心してしまった。