夢見のさだめ
◇Ⅱ夢 こんにちわ
放課後の花壇の前。
傍から見れば、私が独り言を言っている様に見えると思う。
花に話しかけてる変な人と思われてるかもしれない。
ま、今に始まったことじゃないか。
「それより、護衛もつけないでこんなところに居て大丈夫なの?」
「ばれたらきっと警護が今より凄くなるかもしれない」
「え!? まさか内緒で来てるの!?」
「えっと、うん……そのまさかだよ」
学校内とはいえ、王子様が一人でこんなところにいるなんて……不用心にもほどがある。
いつも王子二人には厳重な護衛がついてるのに、こんなところに一人なんておかしいとは思ってたけど、まさか無断で来てるとは思ってなかった。
「放課後は図書室に居る事になってるんだ。 一人になりたいから警護の人たちにはドアの前で待ってもらってる」
「図書室の窓から抜け出してここまで来てるの!?」
「そうだよ」
『そうだよ』って……信じらんない。
意外な行動力に少しだけ関心してしまった。
傍から見れば、私が独り言を言っている様に見えると思う。
花に話しかけてる変な人と思われてるかもしれない。
ま、今に始まったことじゃないか。
「それより、護衛もつけないでこんなところに居て大丈夫なの?」
「ばれたらきっと警護が今より凄くなるかもしれない」
「え!? まさか内緒で来てるの!?」
「えっと、うん……そのまさかだよ」
学校内とはいえ、王子様が一人でこんなところにいるなんて……不用心にもほどがある。
いつも王子二人には厳重な護衛がついてるのに、こんなところに一人なんておかしいとは思ってたけど、まさか無断で来てるとは思ってなかった。
「放課後は図書室に居る事になってるんだ。 一人になりたいから警護の人たちにはドアの前で待ってもらってる」
「図書室の窓から抜け出してここまで来てるの!?」
「そうだよ」
『そうだよ』って……信じらんない。
意外な行動力に少しだけ関心してしまった。