夢見のさだめ
ある日のお昼休み。


ジーナと食堂に行くと、ランスロット王子の姿を見つけた。


一人で食べてるけど、相変わらず護衛が凄い。


それに比べてドミニク王子の周りは貴族たちで群れが出来ていた。


勿論護衛も居るけど、流石はお金持ち集団。


慣れているのか護衛の存在など気にも留めていない。



「どこに座る?」

「一緒に食べたい人が居るんだけど、いいかな?」

「もっちろん」



っっ!?


ランスロット王子に声を掛けようと近付くと、すかさず護衛の人が前に出てきた。



「何かご用ですか?」



見た目通りの太くて低い声に、つい一歩下がってしまった。





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