夢見のさだめ
話しが話しだからしょうがないんだけど、部屋の空気が重くて居辛い。
「この話を他でしていないな?」
「してません」
「ないとは思うが、他言無用で頼む」
「勿論です」
「君が情報源だとばれれば、君まで危険な目に遭う。 こちらも慎重に進めるが、もし不安や違和感を感じたら私でも兄さんでもいいから、遠慮せず話しをしろ」
「……分かりました」
その言葉で一気に不安になってきた。
私の不安に気付いたのか、ランスロット王子は背中をポンポンと優しく叩いてくれた。
私の事友達じゃなくて、妹みたいに思ってるとかじゃないよね?
ランスロット王子の手があまりにも優し過ぎて、ふとそんな風に思ってしまった。
「因みにですけど、作った毒は小瓶に入れて、お部屋の植木鉢の土の中に埋めて隠してますよ」
「そうか、分かった。 調べてみる。 それより……エヴァ、君はこの力を自分の為に使おうとは思わないのか?」
自分の為に?
「この話を他でしていないな?」
「してません」
「ないとは思うが、他言無用で頼む」
「勿論です」
「君が情報源だとばれれば、君まで危険な目に遭う。 こちらも慎重に進めるが、もし不安や違和感を感じたら私でも兄さんでもいいから、遠慮せず話しをしろ」
「……分かりました」
その言葉で一気に不安になってきた。
私の不安に気付いたのか、ランスロット王子は背中をポンポンと優しく叩いてくれた。
私の事友達じゃなくて、妹みたいに思ってるとかじゃないよね?
ランスロット王子の手があまりにも優し過ぎて、ふとそんな風に思ってしまった。
「因みにですけど、作った毒は小瓶に入れて、お部屋の植木鉢の土の中に埋めて隠してますよ」
「そうか、分かった。 調べてみる。 それより……エヴァ、君はこの力を自分の為に使おうとは思わないのか?」
自分の為に?