僕らの恋がはじまるまで
修学旅行が終わってからも毎日が真波くんのことでいっぱい。



視線だって気づいたらいつも真波くんの方に向いてるし



体育でかっこいいプレーを見たらドキドキだっていつも以上に高鳴る。



それに、真波くんの声が来たら、友達とどんな話をしてるんだろう



あわよくば連絡先知りたいな、なんて思ってしまう。



でもその連絡先は今までだってチャンスはあったのに臆病なわたしは



もしも断られたらどうしようとネガティブな気持ちが勝ってしまって一度も聞くことはできなかった。



自分でもバカだと思う。



でもこの関係だけはどうしても壊したくないからブレーキがかかっちゃうんだ。
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