ゼロの相棒《番外編》



俺は空中に浮かんで、ジンさんに向けて光の矢を放つ。


ドドドドッ!と衝撃波が辺りに伝わる。


ジンさんは攻撃を避けながら、空に向かって鋭い閃光を放つ。


パァッ!と空が光った。







目くらまし?!



その瞬間、ジンさんの腕からイバラのような蔦が俺めがけて放出された。



「………っ!」



紙一重でかわしていく。


アレに捕まったら終わりだ!



俺は体をよじって最後のイバラをかわし、ジンさんに標準を定めた。



次の瞬間、俺はジンさんに向けて突き出した腕から、魔力で作った刃を飛ばした。


その刃は、次々に地面に突き刺さって、消えていく。


ジンさんはすべてをかわし、上空に高く舞い上がった。


次の瞬間、ジンさんは俺に急接近する。



うっ!


やばい!!



ジンさんは、にっ、と笑ってつぶやいた。



「ごめんね…これで終わりだ。」



ジンさんは、俺に向けて、光のイバラを放出した。


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