ゼロの相棒《番外編》
ピタリ。
二人の動きが停止した。
え?……え?!
い……今、心の声が漏れた?!
漏れたよね??!!!!!
レオが、珍しく目を見開いている。
するり、と肩に回っていた手が離れた。
嘘…。
私ってば、今、なんて?
なんて言った?!
すると、レオが私の方をじっと見た。
ダークレッドの瞳が、ほのかに色づいている
「ベル……………」
「え……え…えぇっと………。」
急にテンパり始める。
わわわ
こんな時、どうすればいいの?
急に告っちゃった場合
世の中の女性はどうするの?!
すると、レオが、腰かけに置いていた私の手をぎゅっと握った。
!
「ベル…………
よく聞こえなかった。もっかい言って…?」