ゼロの相棒《番外編》
それを聞いて、ビビが私を止める。
「え、ベルはやめなよ!またストーカーに尾行されたらどうするの?
私が行くよ!」
私は、苦笑して答える。
「大丈夫よ!ここ最近は見てないし。
すぐ戻ってくるから。」
私は、二人の店員に軽く手を振って、
カラン♪、と店を出たのだった。
この甘い考えが、後に大きな事件の引き金になるなんて
この時は思いもしていなかったのです。
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「はぁ〜!やっと全部買い物終わった。
結構時間かかっちゃったな。」
私は、数種類のお酒の瓶を抱えながら、都市の町を歩いていた。
……結構重いなぁ…。
私は、少し速足で酒場へと向かう。
…早く帰らないと。
酒場も開店しなくちゃ行けないし。
あぁ…。
レオ、今日来ないんだっけ。
大事な仕事があるんだもんね。