ゼロの相棒《番外編》


「………っ?!」



あれ……


今………、カトレアの声がしたような…?


頭おかしくなったのか………?


死んだはずのカトレアの声が聞こえるなんてありえないはずなのに……。



「ブラッドさん!!」



ばっ、と、そこにいた三人は、声のする方へ振り向いた。


そして、その先の光景に、言葉を失う。



「…………!」



なぜなら、そこには…

いるはずのない人物が…………



「ブラッドさん…。やっと帰ってきた。」



綺麗な瞳が、俺をとらえた。


心臓が、どくどく、と大きく鳴りだした。


俺は、震える声で、彼女の名前を呟いた。



「カト……レ…ア………?」



そこには、俺がこの世でいちばん死なせたくない人が、立っていたんだ。

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