*CLOVER*
「あのさぁ~王子役、もっといいかんじにできない?」

「いいかんじ??」

これでも、一生懸命なんだよっ!!
・・と心の中で切れる・・

「そ~なんか・・もっと、ロマンティィックにできない?」

はぁ・・
相手が、れぇらんなんだぞ!?
彼女にそんなん・・・恥ずかしくていえるかっ!

・・・他の女はもっといやかもだけど・・


「・・・はいっ!じゃあ、次!魔法使いのシーン!」

メガホンをたたいて、次々、話を進める黒田(サン・・

苦手だなぁ・・・

そう思いながら、魔法使いシーン(練習)を見学・・
・・れぇらん、一生懸命だな・・

「はぁ~」
・・ため息をついたとき・・

「ほい。」

そう言って、俺のデコに冷たいジュースを当てる人・・

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