*CLOVER*
「れぇらんが、卒業してしまったら・・この部、どうすんの?」

俺の問いに、れぇらんはちょっと悩んだ顔をしてから、

「うーん・・できれば、光が部長で・・・入ってきた部員は、好きなことすればいいし・・」

やっぱり部長は俺か!・・まぁ、れぇらんのためだ。

「わかった・・俺が卒業するまで、オカルト部は俺にまかせろ!」

ちょっと胸張っていってみた。
・・っていうか、自信があったから。


「大事な人ができると、男は変わるんだよ」

昔、雫がそういってた・・
やっと、意味が理解できたところだ・・

「じゃあ、私が卒業しても、オカルト部頼むね!」

俺もれぇらんも、自然に笑顔になれた・・




数分後、前川サンも来て、・・れぇらんが、正式に退部した・・・
< 153 / 239 >

この作品をシェア

pagetop