P.S. 月が綺麗ですね
キミを失うということ
キミを失うということ
鮮やかに色付いた景色が
モノクロの世界に変わる
近くの踏切の音が
カンカンと遠くに聴こえる
何もかもがどうでもいい
ぼくの未来もぼくの現在も
そうやって自暴自棄になって
残るものは意外と多く
ぼくが思うより ずっと
味方はたくさんいるものだ
どうしようもない哀しみも不安も
苦虫を噛みつぶすような思いを
炭酸で中和する
シュワシュワと泡になって
消えてしまえば明日が来る
キミが生きているのなら
ぼくも生きてみよう
キミとの短い思い出だけで
ぼくはこの先の長い年月を
生きていけると そう 思えるんだ