恋愛経験値0のシンデレラ




「あ、心配すんな。
俺は星香みたいにやわじゃないから
熱なんか出さないし
移ることもないから!」


聖夜は前にもうちに来たことが


あるからスタスタと


リビングへと向かった。


「あ、星香のお母さんって…。」


「夜の12時ぐらいにならないと
戻ってこないよ。」


「だよな。
んじゃ、星香が晩ご飯も食べて
寝たら俺は帰るわ。」


「え、でも帰る時間遅くなるし
迷惑だと思うからいいよ。」


「ダーメ。
俺は星香が心配で来たこと忘れた?
星香がちゃんと眠りにつくまでは
帰るつもりないから!」




< 165 / 275 >

この作品をシェア

pagetop