恋愛経験値0のシンデレラ
「どこかボーッとしてる感じ。」
「そうかな…。」
そんなにボーッとしてたかな。
「五十嵐となにかあったわけ?」
「え?な、なな、なんで
洸汰くんなの?!」
「女の勘。
あたしが学校休んだ次の日から
陽依、洸汰くんって
お互いの呼び方が変わってるし
なんとなくなにかあったことぐらい
分かるから。」
さすが、星香。
星香に相談してみようかな。
「ねぇ、星香。
あのね。」
「陽依、おはよ。」
星香に相談をしようとした途端
リアムがにっこりと笑い
こちらにやって来た。