恋愛経験値0のシンデレラ







図書室に着くと


まだ雪美ちゃんは来ていなかった。


とりあえず本でも読んで待っておこう。


小説を1冊取って近くのイスに座った。


10ページを読み終えたぐらいに


ドアが開く音がした。


「雪美ちゃん!」


小説を机に置いて


雪美ちゃんの元へ行った。


いつものように笑顔で


話しかけてくれると思ってた。


でも………そうではなかった。


いつもの優しい目とはかけ離れて


鋭い目つきになっていた。


「ど……どうしたの?」



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