恋愛経験値0のシンデレラ




そして雪美ちゃんを向こうへ追いやった


リアムは再び私の元に


戻ってこようとしていた。


手を使わずに立つのは無理だったから


芋虫のように這って必死に逃げた。


「陽依、捕まえた〜。」


結局、また捕まってしまった。


突然リアムは首筋に顔を埋めた。


何をされるのか不安になった時、


首筋にチクっと痛みがした。


「いた…。
……離して。
なんでこんなことするの……。」


「ヤりたいから。
1度ヤるって決めたら
力ずくでもするんだ。」




< 221 / 275 >

この作品をシェア

pagetop