恋愛経験値0のシンデレラ
そして雪美ちゃんを向こうへ追いやった
リアムは再び私の元に
戻ってこようとしていた。
手を使わずに立つのは無理だったから
芋虫のように這って必死に逃げた。
「陽依、捕まえた〜。」
結局、また捕まってしまった。
突然リアムは首筋に顔を埋めた。
何をされるのか不安になった時、
首筋にチクっと痛みがした。
「いた…。
……離して。
なんでこんなことするの……。」
「ヤりたいから。
1度ヤるって決めたら
力ずくでもするんだ。」