恋愛経験値0のシンデレラ
なんで私がこんな目に
あわなくちゃいけないの…。
私はただ……。
洸汰と星香と村上くんと
楽しく笑ってたいだけなのに…。
どれだけ逃げてもすぐに捕まえられ
抵抗しても好き勝手に
体を弄られる自分が
悔しかった………。
涙が止まらなかった………。
ガラガラッ!
「陽依!」
「洸汰……!」
目の前には息を切らして
私の名を呼ぶ彼がいた………。
「白濱ぁ!
お前人の女に手出してんじゃねーぞ!
あぁ?!
分かっててやってんのか?!」
「うるさいうるさい
うるさいうるさい!
大きい声で怒鳴るなぁぁぁあ!」