恋愛経験値0のシンデレラ
洸汰の腕の中にいると
荒れていた心が落ち着きを取り戻した。
「いつも…助けてくれてありがと…。」
「ん。
これからはほんとに
俺の目の届くところにいて。」
「…分か…った…。」
洸汰の優しさが
心に染み渡っていった。
チュッ。
「んぁ。」
「可愛い声出すなよ。
我慢できなくなるだろ?」
「だ、だって。」
洸汰にキスされるのは
全然いやなんかじゃない。
むしろ嬉しい。
「白濱に……キスされたよな?」
「う.…ん。」
「これは消毒のキスだから。」
そう言って洸汰は
優しいキスを何度も何度もしてくれた。