恋愛経験値0のシンデレラ
洸汰は右手で自転車を
バランスを保ちつつ押して
左手で私の背中をさすり始めた。
「頑張ったら外れるかも?」
「や、もう!
変なことしなくていいから!」
このド変態が!!
洸汰と謎なやり取りをしている内に
洸汰の家に到着しました。
「綺麗な家だね………。」
「あー。
先月、壁の色塗り替えたから
そう見えるだけ。」
しかもオシャレな外観!
さっきまでは何も感じず
普通だったのに
今になって緊張してきた。