また、私は裏切られる
「ききは、中学のこと覚えてるか?中学のとき、俺は校舎に用事があってききのいる中学に行ったんだ。歩いてたら悲鳴と謝る声が聞こえて、何だろう?って見に行った。

そしたら、ききが手首から凄く血を流して倒れてたんだ。他のみんなは泣きじゃくってて。状況がわからなかった。

でも、俺はすぐに駆け寄ってききの手首から出てくる血を止めようとした。救急車の人が来るまでに応急処置をしたんだ。

しながら、みんなに何があったか聞いて俺は何て強い子何だろうって思った。何をしても学校にくる。笑いも喋りもしない。殴られたりしててもうめき声すらあげなかった。

慣れてたとは言えこんなにも強い子なんてすごいと思った。それから、病院にいって。俺は見舞いにいきたかったが行けなかったんだ。

もう、こっちに来なきゃ行けなかったから。でも、こうしてききに会えた。これは運命なんじゃないかと思った。きっと俺は初めてあったときにすでに恋に落ちてたんだと思う」

そう…だったんだ

ゆうとが応急処置をしてくれたからこうして生きてるんだ

手術も成功したんだ

何だかこう思うとありがたい

ゆうとは私の命の恩人

ゆうとは私に一目惚れをしたんだ

何か嬉しいなぁ
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