また、私は裏切られる
プルルル、プルルル

「…はい?」

あ、寝てた?どうしよう

起こしちゃった。謝らなきゃ

「あ、ごめんなさい。起こしちゃったよね?切ろうか?」

「…ききさん?え?何でゆうじの携帯なのに。切らなくていいけどさ。何かあったの?俺を頼って?」

優しいね

みんなも優しいし優しい人ばかりだ

ありがとう。一郎君

「私の携帯、誰の連絡先も入ってなくて。それで、ゆうじ君が抱きついてきたまま寝ちゃって、ベッドに、つれてきたいけど私じゃ無理で」

「そうなのか。んじゃ、今からそっちに行くよ。ちょっと待ってな」

プツッ
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