また、私は裏切られる
お礼を言おうと思ったけど来るからその時言えばいっか

5分くらいしてバンッて大きな音をたててドアが開いた

一郎君だ。走ってきてくれたの?

そんなに息を切らして

5分でつく距離じゃないのに走ってきてくれたの?

ありがとう

「き、ききさん。だ、大丈夫?ちょっと待ってな?」

「いつまでも待つよ。わざわざありがとう。寝てるところ起こしちゃってごめんね?」

大丈夫大丈夫って言いながらゆうじ君を引き剥がして軽々と担いだ

すごい

三階に向かった

寝室についたらゆうじ君を乱暴にベッドの上に放り投げた

あああ。危ないよ…

一郎君少しすねてる?

「一郎君?どう…」

「何で今日ゆうじの家にいたの?何で抱きあってたの?引き剥がせばよかったのに」

怒ってるの?どうして?
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