また、私は裏切られる
「姉貴?」

声がしたとたんピタッと止まった

知り合いなのかな?

あ、りゅう君と…犬飼君

逃げよう!

「やっぱ今日は帰ります。さようなら。また今度泊まりに行きますね!」

お姉さんからおりて逃げた

駅に向かって全力疾走

後ろから私を呼ぶ声がしたけど振り返らずに逃げた

はは。私逃げてばっかだぁ。情けない

あ、電車行っちゃう

急がなきゃ。ふぅ

とってもギリギリだけど入れた

一郎君に捕まりそうだったけど

本当にビックリよ

まだ駅で待ってるなんて

それにしても疲れた
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