また、私は裏切られる
そんな苦しそうな顔するなよ

ききが走ってったから

「ききっ!待ってくれよ!」

叫んだが声はむなしく響くだけだった

何でだよ

いつもみたいにゆう君ゆう君って笑ってくれないのか?

家にも帰ってきてくれないのか?

一人はイヤだよ

俺、ききがいないとやだよ

「うわああああーー!!」

叫んで泣いた。いっぱい泣いた

先生とりゅう達が慰めてくれてたが放心状態で何もわからなかった

きき…

戻ってきてよ

また、ゆう君って呼んでよ
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