また、私は裏切られる
「きき?何して…」

「髪の毛切っただけだよ?ダメなの?」

とぎられて何してる?って聞けなかった

…きき。涙が出てるよ?

涙を拭ってあげてたらききに思いっきり手を離された。何で?

「他の人に触った手で私に触らないでくれる?気持ち悪い。私もう疲れた。いつまであんたみたいなやつといないといけないのよ。あんただけは信じてたのにな。

今度こそはって思ったのに。嫉妬してほしかっただあ?バカじゃないの。知りたいことがあるなら答えたのにさ。私は愛が欲しかった。それは今回もダメだったみたいね」

気持ち悪い?

そんな…

愛が欲しかったって何?

ちゃんと愛してたよ?俺はききしか愛してないのに

「きき、愛って…」

「気安く名前呼ぶな。私みたいなブス、彼女じゃないんでしょ?そこのケバい彼女と遊んでれば?」

ききは俺に髪の毛を投げつけて出ていった

こいつは彼女じゃないよ

ごめん。きき、帰ってきてくれよ
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