“Please don't disappear, love.”

―――先生は、私に問題の事で話しかけてきたけど、一度も返事をしなかった。



今日は終了時間が待ち遠しくて、仕方なかった。



早く時間が過ぎて欲しい。



一緒に居たくないから。



約束の終了時間になったから、私は先生を追い出すように帰した。



お母さんが帰ってきたから、『来週からいらない』って言った。



お母さんは『どうしたの？あんなに気に入ってたのに？』って聞いてきたけど、聞こえないふりをした。



毎週、毎週、お母さんには、お父さんには内緒の秘密の話をした。



先生の事。



お母さんは応援してくれてた。



日々、忙しい中での唯一の話題。



またお母さんとの話題も探さなきゃね…？