Fairy tale

彼氏からの突然告白







公園のベンチに私と晴斗(ハルト)が腰を掛けている



目の前では小さい子供達が鐘の音を聞き、急いで帰りの支度をしている。



その光景を一緒に見ている私と晴斗。



不思議に思ったのか、支度を終えた小さい男の子が横目でこっちを見て走って公園を出て行った。


まぁ、そりゃぁ不思議に思うか、かれこれ何時間もいるのに私と晴斗は会話らしい会話をしてないんだから、ほぼ黙っているのと同じ。


そう思ってため息をつこうとすると…







「あの…さ」





やっと晴斗の口が動いた。




「なに…?」




「…」



はぁ


さっきからずっとこの状態だ
口を開いてはくれるものの、言いたいことは言ってくれない。



晴斗が呼んだから来たのに。




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