ただ、キミのことを好きでいたいだけ。

『恋って、どんなの?』





……………………と、そんなこんなで今にいたる。



駿河は毎日、私を見かけると抱きつこうとしてくる。


それを私が投げ飛ばす。


こんなことの繰り返しだ。



しかし、技が決まったのは最初の1回だけ。



駿河は類まれなる運動神経で、私の技をかわすのだ。

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