ただ、キミのことを好きでいたいだけ。



「それにしてもさ、漣にベタ惚れだよねー、駿河くん。」



「だからあれはからかってるだけだって。」




相手は1年生にして学園一イケメンの呼び声高い人なのだ。



彼女だって何もしなくてもできるはず。


事実、駿河に告白する子は後を絶たないらしいし。


私なんかを選ぶはずがないんだ。


きっと私が男子に慣れてないということをどこかで知って、からかってるだけだ。


ほんと、趣味悪い。


< 24 / 112 >

この作品をシェア

pagetop