ただ、キミのことを好きでいたいだけ。
__________私と駿河の関係は、あれから
特に変化はない。
毎日告白されて、毎日投げ飛ばしている。
相変わらずな日々。
日香里には、学校の名物だって言われ始めた。
でも、不思議と、嫌とかは思わない。
前よりも、駿河といる時間を苦だと思わなくなった。
あの日から、駿河の言葉を疑ってはいない。
心の、奥底で芽生え始めた気持ちに、
いつか気づく予感がしていた。