ただ、キミのことを好きでいたいだけ。




__________私と駿河の関係は、あれから
特に変化はない。


毎日告白されて、毎日投げ飛ばしている。


相変わらずな日々。



日香里には、学校の名物だって言われ始めた。



でも、不思議と、嫌とかは思わない。



前よりも、駿河といる時間を苦だと思わなくなった。




あの日から、駿河の言葉を疑ってはいない。


心の、奥底で芽生え始めた気持ちに、


いつか気づく予感がしていた。


< 84 / 112 >

この作品をシェア

pagetop