怪しい羊と迷えるオオカミ'S【完】


片づけが終わり大量のお土産を見せると


「これ全部?」

「賞味期限の短いやつから食え」

「あはは。ごちそうさま。もじゃ男も手伝ってね」

「あぁ」


部屋に招待されたようでドキドキするのは瑛太だけ。



ご馳走さまでしたと声をかけ


おやすみ~と顔を出した柊哉に手を振って瑛太と一緒に玄関を出た。


一緒に降りるエレベーター。


玄関の前でお土産の入った袋を渡し


「じゃあまた。おやすみ」

「ごちそうさまでした。おやすみなさい」


抱きしめたくなっちゃう気持ちもキスしたくなっちゃう気持ちも全部ひた隠しに隠して手を振りエレベータで5階に戻る瑛太だった。





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