怪しい羊と迷えるオオカミ'S【完】
俺がいる。ありがとう
高速を下り
「ロッキーお前の家どこだ。そこで降ろしてやる」
「いいの。やる事あるじゃん」
「飯も目的だろ」
「あたり」
車はスーパーへ到着。
起きた2人も一緒に店内へ。
美祈とマコはパスタに決定。瑛太と柊哉は 煮込みうどん
「今夜は別々で」
「だな」
柊哉とマコのその言葉で夕食は別々。
その意味を知っているのは2人だけ。
「なんで別々なんだよ。両方食えばいいじゃん」
「いいんだよ。あっちはあっちでいろいろあるんだ」
引き裂くように3階と5階に別れ
とりあえずはコーヒーというのは何処も同じ。
「美祈、夕べどうだった?」
「どうって…」
そんなストレートに聞かないでと慌てる美祈に
「瑛太さんに任せれば平気だったでしょ」
「う…うん」
これで言わずと裏がとれたとほくそ笑む。