怪しい羊と迷えるオオカミ'S【完】


「俺、やっぱり怖い顔なんかなぁ」


美祈の驚き方に夕べの可愛い女の子の事を思い出す。



コンビニに入りヨーグルトを手にしてレジの前。



店員が男じゃ判断出来ねぇ…


小銭をジャラッと出すと小さな袋を下げてマンションへの道を引き返す。



前方からは柊哉。



「瑛太!」


「言ってねぇよ」


まったくお前はと言いたげなのが良くわかる。


「俺さ、やっぱり怖い顔なのか」


「話しかけたのかよ」


「挨拶だよ挨拶」


呆れた顔をしながら瑛太とすれ違い柊哉は出勤、瑛太は家へ。



「やっばヒゲ剃るかな」


顎にはやしているヒゲをさすりながら部屋へと戻る瑛太だった。






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