怪しい羊と迷えるオオカミ'S【完】
5日後の早朝、帰国した瑛太はコンビニの前でタクシーを降りるとサンドイッチと缶コーヒーを買って自宅へと戻った。
早朝とあって、美祈に会う心配もない。
荷物を置き、まずは一服と換気扇の下へと歩いていくと
定位置におさまる瑛太の食パン
「おっ柊ちゃん買っといてくれたね」
それだけで嬉しくなる自分にも自然と笑みが浮かぶ。
「そんじゃ、お礼ってことで」
味噌汁を作り、フライパンにはベーコンエッグ。
キャベツを瑛太なりに小さ目に切ると塩コブと合え
器に盛ってラップをかける。
出来たところでプルタブを開け缶コーヒーとサンドイッチの朝食をパクリ。
シャワーを浴びて眠る前に
話しは夜な
テーブルにメモを置くとベットの中へ潜り込んだ。