怪しい羊と迷えるオオカミ'S【完】



5日後の早朝、帰国した瑛太はコンビニの前でタクシーを降りるとサンドイッチと缶コーヒーを買って自宅へと戻った。


早朝とあって、美祈に会う心配もない。

荷物を置き、まずは一服と換気扇の下へと歩いていくと


定位置におさまる瑛太の食パン


「おっ柊ちゃん買っといてくれたね」


それだけで嬉しくなる自分にも自然と笑みが浮かぶ。



「そんじゃ、お礼ってことで」


味噌汁を作り、フライパンにはベーコンエッグ。


キャベツを瑛太なりに小さ目に切ると塩コブと合え


器に盛ってラップをかける。



出来たところでプルタブを開け缶コーヒーとサンドイッチの朝食をパクリ。



シャワーを浴びて眠る前に



話しは夜な



テーブルにメモを置くとベットの中へ潜り込んだ。
< 42 / 241 >

この作品をシェア

pagetop