桜華の如く~桜散れども~
「総司、とりあえず屯所に連れてこう。」
今まで黙っていたもう一人の男の人が口を開いた。
「そうだね。君、屯所まで来てくれる?あ、一応言っておくけど、君に拒否権
なんて無いからね。」
何よそれ。まあでも…
「…わかりました。」
断っても無駄だろうし。
「でもその前に教えてください。ここはどこで、今は何年ですか。」
私がそう言うと、二人は変なものでも見るかのように私を見た。まあ、そりゃ
あそうだよね。いきなりこんなこと聞かれたら、私だってそうなるもん。
「君、頭でも打った?」
「ここは京。今は文久三年だ。」
今まで黙っていたもう一人の男の人が口を開いた。
「そうだね。君、屯所まで来てくれる?あ、一応言っておくけど、君に拒否権
なんて無いからね。」
何よそれ。まあでも…
「…わかりました。」
断っても無駄だろうし。
「でもその前に教えてください。ここはどこで、今は何年ですか。」
私がそう言うと、二人は変なものでも見るかのように私を見た。まあ、そりゃ
あそうだよね。いきなりこんなこと聞かれたら、私だってそうなるもん。
「君、頭でも打った?」
「ここは京。今は文久三年だ。」