桜華の如く~桜散れども~
こけそうになる私。

「ちょっと!危ないじゃないですか!止まるなら止まるって言ってください

 よ!!」

「あーごめんごめん。一くんどうする?蔵に連れてく?」

おい…。謝る気ゼロだな。私のことを完全に無視して話し出す男二人。

「いや、こいつは女だから副長のところに連れてこう。」

「そうだね。」

そしてまた私の腕を引っ張っていきなり歩き出す。

「わっ!?」

だから歩くなら歩くって言ってよ!口に出すのが面倒なので、心で反論する。

はあ…。

ってゆーか目的の場所についてたんだ。どっかの家みたいだけど…。
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