桜華の如く~桜散れども~
何もしゃべらないし。しかもなんか睨まれてるんですけどー!!

「あの…すいません、睨むのやめてもらえます?」

「………」

いやいや無視すんのやめろや。私がそんなことを考えていると、

スパーンッ 襖が勢いよく開かれた。

そして…

「わあ!何その着物すげー!!」

「俺にも見せろよ!」

「ってか女じゃん!」

ぞろぞろと人が入ってきた。…今のうるさいのが三馬鹿か。

全員が座ったところで、土方さんが私に言った。

「おい、さっき俺たちに話したことをもう一度話せ。」

「はい…」
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