桜華の如く~桜散れども~
よし!斎藤さんもOK !!

「隊士には夕げの時に紹介する。それまでは部屋にいろ。」

「はい。」

「じゃあ解散だ。」

近藤さんがそう言うと、みんなは部屋を出て行った。

「恋歌ちゃん行くよ。」

「あっ、はい!失礼しました!」

私は沖田さんに連れられて、土方さんの部屋を出た。

部屋を出ると、さっきは気づかなかったけど、庭が見えた。昔の家の造りが珍

しくて、キョロキョロ見回しながら歩いていると、

「あれ、沖田さん…?」

目の前に沖田さんの姿はなくなっていた。
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