③愛しのマイ・フェア・レディ~一夜限りの恋人~
(しぃっ!)
(モガッ)
大神は急に腕を振りほどくと、燈子の口を覆った。
(おかしい。外の声が止んでいる)
そっと通気孔を覗くと、外の二人がこちらをじっと窺っているのが見える。
「ねぇ……社長?」
「……何だね?原口くん」
「あの、さっきから何か変な声がしませんか?」
「ハハハ、君の啼き声しか聞こえないよ?」
「やだぁ~ヒトシ君ったら……じゃなくて。
ホラ、耳を澄まして?」
((しーー!!))
二人は慌てて息を潜めた。
ついエキサイトして、声が大きくなっていたようだ。
「何も聞こえない。気のせいだ。さ…来なさい。鎮めてあげよう」
「あ、ああっ…社長、そんな…」
状況はフリダシにもどってしまった。
情交は再開され、絶頂に近づくにつれ、速度を増して過激になる__
そんな中で、何とか危機を切り抜け、沈着さを取り戻した大神は、安堵の息を吐いていた。
_危ないところだった。
しかし俺、何やってんだろう。
まさか赤野にあんなコト_
ボッと身体が熱くなる。大神の体温が1℃上がった。
(モガッ)
大神は急に腕を振りほどくと、燈子の口を覆った。
(おかしい。外の声が止んでいる)
そっと通気孔を覗くと、外の二人がこちらをじっと窺っているのが見える。
「ねぇ……社長?」
「……何だね?原口くん」
「あの、さっきから何か変な声がしませんか?」
「ハハハ、君の啼き声しか聞こえないよ?」
「やだぁ~ヒトシ君ったら……じゃなくて。
ホラ、耳を澄まして?」
((しーー!!))
二人は慌てて息を潜めた。
ついエキサイトして、声が大きくなっていたようだ。
「何も聞こえない。気のせいだ。さ…来なさい。鎮めてあげよう」
「あ、ああっ…社長、そんな…」
状況はフリダシにもどってしまった。
情交は再開され、絶頂に近づくにつれ、速度を増して過激になる__
そんな中で、何とか危機を切り抜け、沈着さを取り戻した大神は、安堵の息を吐いていた。
_危ないところだった。
しかし俺、何やってんだろう。
まさか赤野にあんなコト_
ボッと身体が熱くなる。大神の体温が1℃上がった。