泣き虫とヒーロー ~約束の四つ葉のクローバー~





そんな麻友に甘えてまた私は泣き続けた。


気づけば眠っていたのか、
部屋は真っ暗になっていた。

麻友もいなくて、

テーブルに目を向けると、

見覚えのない紙。

不思議に思って拾い上げると、

《奈緒へ
今日は帰るね
明日頑張ってきなね
待ってるからね

麻友》

私はその紙を抱きしめて机にしまってから

リビングへと降りた。


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