隣の席の矢野くん。


「矢野くんが、他の子に告白されてるって考えると、嫌だって思っちゃうの…。ふぇっ…」


まるで子供みたいだ。


伝えてる事なんてメチャクチャで、まとまりなんてもの少しも無い。


だけど、聞いて欲しいの。


私のホントの気持。


「私っ…矢野くんが、好き…」


本当はずっと、気付いてたのかもしれない。


あの日、矢野くんの笑顔を見た時から…。


私は、矢野くんに恋してたんだ。


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