第二秘書は恋に盲目
その後、またすぐに仕事を言いつけられた。
「VIP客がホテルのどこかで真珠のネックレスを紛失したらしい。
笠原も探せ」
私は担当となった廊下を這って探し回った。廊下に置いてあるインテリアの下を覗き込んだり、手を突っ込んでみたりして。
2時間程探した後、再びあの着メロ。
「ネックレスは旅行鞄の中にあったらしい。
次は家の草むしりだ」
意味がわからなくて聞き返すも、すでに途絶えていた。
だが、やるしかなかった。
やってないとクビだって言われそうだから。
そして日が暮れるまで、豪邸の綺麗に整えられた庭に生えている、探さないと見つからない雑草を抜いていた。
終わった頃に槇島さんからの着信。
今日はそのまま帰って良いと。
雑草の入った袋を抱えて思う。
私…秘書なんだけど。
「VIP客がホテルのどこかで真珠のネックレスを紛失したらしい。
笠原も探せ」
私は担当となった廊下を這って探し回った。廊下に置いてあるインテリアの下を覗き込んだり、手を突っ込んでみたりして。
2時間程探した後、再びあの着メロ。
「ネックレスは旅行鞄の中にあったらしい。
次は家の草むしりだ」
意味がわからなくて聞き返すも、すでに途絶えていた。
だが、やるしかなかった。
やってないとクビだって言われそうだから。
そして日が暮れるまで、豪邸の綺麗に整えられた庭に生えている、探さないと見つからない雑草を抜いていた。
終わった頃に槇島さんからの着信。
今日はそのまま帰って良いと。
雑草の入った袋を抱えて思う。
私…秘書なんだけど。