第二秘書は恋に盲目
私が冗談ばっかり言うから、その仕返しでふざけてるのかと思ったけど、車は本当にとあるマンションに着いた。

降りろと言われて車を降りて、こっちだと言われて孝宏さんについて行き。
入れと言われて部屋の中に…。

へ?
なに大人しくついてきてんのさ!

入れられたのは薄暗い書斎のような部屋。

「さっさと脱げ」

そう言って、くっとネクタイを緩める仕草はめちゃくちゃ様になっている。
でも、そこに見とれてる場合じゃない!
身の危険が迫ってるんだから。
< 67 / 334 >

この作品をシェア

pagetop