ずっと傍にいようね・・・【完】
「ハァハァ・・・何の騒ぎだ」

斗輝さんは走ってきたようだ。

「萌佳から少しは訊いた。望もお袋も桜を責めても仕方ねぇだろ。

今、花のマンションに萌佳が行ってる。」

斗輝さんは『竜、斗真は響の傍にいろ』といい、リビングのソファーに座った。

斗輝さんはダイニングの椅子にドカッと座った。

しばらくして、お母さんから電話があると――――

「花は今までように、ここに来ないようにするらしい。」

「どうして、斗輝」

「桜さんに悪いかららしい」

「ちょっと、待て。花は娘だ。遠慮することはない」

「そうよ、遠慮は嫁の桜さんじゃない」
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