ずっと傍にいようね・・・【完】
「そんな、お母さん。どうして私ばかり・・・」

永遠に続く言い合い。

「望はどうしたいんだ?」

「俺は花に来て欲しい」

「だそうだ、桜はどうなんだ?」

斗輝さんが訊ねると―――

「家中が、花ちゃん、花ちゃんでうっとしいのよ。

花ちゃんがいると家中は話すけど、居ないとバラバラで・・・。

私は蚊帳の外で・・・」

「ここまで揉めるとお互いに冷却期間は必要だろう。

一度、桜は実家に帰った方がいい。

響がSOSを出さなきゃわからなかったが・・・」
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