Hello Again
ようやく笑いの収まった涼子ちゃんが、まぁまぁと間に入ってくれた。
「大した病気じゃなくって、安心したわ」
そして、さっきの提案を続けたんだ。
「真弓ちゃん
悪いけど、ちょっとの間、ハリーの所に泊まってもらえるかしら。
うちからは歩いて5分くらいだし。
それに何より、ハリーが一緒だったら、私も安心だもの」
なかなか泣き止まないメアリーの横顔を見ながら、あたしは涼子さんの言葉に頷くしかなかった。
「じゃあ、ハリー、後は宜しくね」
そう言って、涼子ちゃんファミリーは帰って行ってしまったのだ。