第一章〜哀れな獣使い〜

上機嫌な王は4人を迎え入れる

王「良くやった!これでまた領土と富が増える、そなたらの力のおかげだ」

そんな言葉を貰いたいわけではない

椿「それより早く返して下さい。約束は果たしました。」
もうこれで戦争は終わりです

椿の言葉に零は思う
零《これからは皆で誰にも見つからないところでひっそり過ごそう、獣たちも皆で》

王「おう、そうだ」
 連れて来い

家来「はっ!」

彼らの考えは甘かった

連れて来られたのは青白い顔をした生々しい四人の遺体

それらは皆兄弟4人の妻や夫であった


息をしていない


目を開けない


鞭で打たれたあと

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