光のワタシと影の私
反感の数々
ライブハウス以外でもワタシの歌を聴いてくれる人がいた!
そのことがとても嬉しくて、曲作りよりも動画の感想に目を通してばかりいた。
でも、なかには思わず目を背けたくなる感想も当然あった。ワタシの曲に共感してくれる人もいれば、当然反感を抱く人もいて当たり前。そんなことはもちろん覚悟して動画を投稿したもののやはり胸がズキッと痛む。
『歌、下手くそ』
『ブサイクだから顔載せられないんじゃね?』
『REIなんて聞いたことなーい。新人?サクラ?』
『下手だと思うなら聴くな』
『聴く価値も無い』
『時間の無駄』
ワタシの、たった30秒だけの動画で、こんなに反感を買うとは思わなかった。そして、反感と対するように意見のやり取りをおこなっていく人たちはなんて暇人なんだろうとも思った。
特別なレッスンを受けたことが無いから下手で当たり前。
今更、下手だとなんだのと言われても平気…とは思っていたけれど、顔も名前も知らないインターネット上のやり取りに酷く胸が傷んだ。
『REIは歌、上手いよ』
『もっと聴きたい!』
『時間があったらもっといろいろな歌声聴いてみたい!』
『私は、応援してるから!』
どうやら動画サイトにおいてもワタシにファンが生まれたらしい。
いろいろな言葉で応援してくれる人のなかには、同じペンネームで何度も感想や応援を述べてくれる人がいた。
そんな人のメッセージを見ると反感の言葉なんてどうでも良いものに思えてくるものだから応援メッセージの力というものにはとても勇気付けられた。
今夜、時間に余裕があったら今までライブハウスで歌ってきた音源も投稿してみることにしてみよう。
音源に付け加える動画はどんなものが良いか迷うところだけど、一人でも聴きたいと思ってくれる人がいるならその人に応えたいと思った。
感想は付けられなくとも、視聴回数はますます増え続けている。
この短時間でここまで視聴回数が増えればちょっとした有名動画としてネット上で噂が広がるかもしれない。
音源をフルで流してみようかとも考えたけれど、鳴宮さんとの約束は絶対守っていこうと決めたから自分の気持ちにはセーブを掛けた。
一度動画サイトのページを閉じ、空いた小腹を埋めるためにおやつを用意してコーヒーを淹れてから再びパソコンの前に座ると動画サイトをチェックしてみた。
それは、『REI』について。
さすがに噂が出回るまでは早いとも思えたけれど、ちょっとした期待を込めて呟きサイトや検索サイトを見回っていけば意外と『REI』という単語を多く見かけるようになった。
始めたばかりのブログにも目を通されているらしく、感想まであった。
『動画見ました!とっても歌声綺麗でした!これからも頑張ってください!』
感想はたった一件だったけれど、どうやらワタシの動画を見て応援してくれている人と同じ人物っぽい気がした。
そして、REIという人物がちょっとした有名人扱いをされていることに気が付いた。
『REIは本当に存在するのか?!』
『綺麗過ぎる歌声に機械化された音源を用いられている可能性も?!』
『動画短すぎる!フルで歌を聴いてみたい!』
『どうせ素人でしょ~?こんなレベルの歌手なんてそこらじゅうにいるよ』
『REIを素人呼ばわりするな!REIは神だ!』
『歌の神サマ降~臨~!!』
ワタシの存在自体を疑っている人、本気で歌を聞きたがっている人、反感を持っている人、ちょっとしたおふざけ気分で噂に流れている人…。
実に様々な人たちのやり取りがワタシの動画の影響でおこなわれている。
ワタシなんかの素人の動画で多くの人たちが意見を交換し合っているなんてちょっと変な感じだ。
嬉しくもあり、悲しくもあり、驚きもあり、ライブハウスで歌うだけではなかなかに味わうことが出来ない経験だ。
今度は一つ一つの香水の瓶を窓際に置いていくという単純な動画と一緒に二番目に仕上げた曲(もちろん30秒間)を動画サイトに投稿してみた。
そして、自分のブログサイトにも二曲目の投稿をしたことをブログに綴っていった。
『始めたばかりなのに応援ありがとうございます!凄く嬉しいです!そして、ワタシが二番目に作った曲も投稿してみました!良ければ聴いてみてください!これからも頑張ります!』
そのことがとても嬉しくて、曲作りよりも動画の感想に目を通してばかりいた。
でも、なかには思わず目を背けたくなる感想も当然あった。ワタシの曲に共感してくれる人もいれば、当然反感を抱く人もいて当たり前。そんなことはもちろん覚悟して動画を投稿したもののやはり胸がズキッと痛む。
『歌、下手くそ』
『ブサイクだから顔載せられないんじゃね?』
『REIなんて聞いたことなーい。新人?サクラ?』
『下手だと思うなら聴くな』
『聴く価値も無い』
『時間の無駄』
ワタシの、たった30秒だけの動画で、こんなに反感を買うとは思わなかった。そして、反感と対するように意見のやり取りをおこなっていく人たちはなんて暇人なんだろうとも思った。
特別なレッスンを受けたことが無いから下手で当たり前。
今更、下手だとなんだのと言われても平気…とは思っていたけれど、顔も名前も知らないインターネット上のやり取りに酷く胸が傷んだ。
『REIは歌、上手いよ』
『もっと聴きたい!』
『時間があったらもっといろいろな歌声聴いてみたい!』
『私は、応援してるから!』
どうやら動画サイトにおいてもワタシにファンが生まれたらしい。
いろいろな言葉で応援してくれる人のなかには、同じペンネームで何度も感想や応援を述べてくれる人がいた。
そんな人のメッセージを見ると反感の言葉なんてどうでも良いものに思えてくるものだから応援メッセージの力というものにはとても勇気付けられた。
今夜、時間に余裕があったら今までライブハウスで歌ってきた音源も投稿してみることにしてみよう。
音源に付け加える動画はどんなものが良いか迷うところだけど、一人でも聴きたいと思ってくれる人がいるならその人に応えたいと思った。
感想は付けられなくとも、視聴回数はますます増え続けている。
この短時間でここまで視聴回数が増えればちょっとした有名動画としてネット上で噂が広がるかもしれない。
音源をフルで流してみようかとも考えたけれど、鳴宮さんとの約束は絶対守っていこうと決めたから自分の気持ちにはセーブを掛けた。
一度動画サイトのページを閉じ、空いた小腹を埋めるためにおやつを用意してコーヒーを淹れてから再びパソコンの前に座ると動画サイトをチェックしてみた。
それは、『REI』について。
さすがに噂が出回るまでは早いとも思えたけれど、ちょっとした期待を込めて呟きサイトや検索サイトを見回っていけば意外と『REI』という単語を多く見かけるようになった。
始めたばかりのブログにも目を通されているらしく、感想まであった。
『動画見ました!とっても歌声綺麗でした!これからも頑張ってください!』
感想はたった一件だったけれど、どうやらワタシの動画を見て応援してくれている人と同じ人物っぽい気がした。
そして、REIという人物がちょっとした有名人扱いをされていることに気が付いた。
『REIは本当に存在するのか?!』
『綺麗過ぎる歌声に機械化された音源を用いられている可能性も?!』
『動画短すぎる!フルで歌を聴いてみたい!』
『どうせ素人でしょ~?こんなレベルの歌手なんてそこらじゅうにいるよ』
『REIを素人呼ばわりするな!REIは神だ!』
『歌の神サマ降~臨~!!』
ワタシの存在自体を疑っている人、本気で歌を聞きたがっている人、反感を持っている人、ちょっとしたおふざけ気分で噂に流れている人…。
実に様々な人たちのやり取りがワタシの動画の影響でおこなわれている。
ワタシなんかの素人の動画で多くの人たちが意見を交換し合っているなんてちょっと変な感じだ。
嬉しくもあり、悲しくもあり、驚きもあり、ライブハウスで歌うだけではなかなかに味わうことが出来ない経験だ。
今度は一つ一つの香水の瓶を窓際に置いていくという単純な動画と一緒に二番目に仕上げた曲(もちろん30秒間)を動画サイトに投稿してみた。
そして、自分のブログサイトにも二曲目の投稿をしたことをブログに綴っていった。
『始めたばかりなのに応援ありがとうございます!凄く嬉しいです!そして、ワタシが二番目に作った曲も投稿してみました!良ければ聴いてみてください!これからも頑張ります!』